小児歯科

当院の小児歯科の取り組み

「未就学児むし歯ゼロ」を目指して

当院では、「石巻市の未就学児のむし歯ゼロ」ミッションの一つに掲げています。

乳歯が生え、成長を喜んでいるのも束の間、気づいたらむし歯が⁈慌てて歯医者に連れていっても、お子さんが治療を嫌がり大変~!といったご経験をお持ちの方も少なくないと思います。

坂井おとなこども歯科では、歯が生えたら「むし歯チェック」と「仕上げ歯みがき教室」として歯科医院をご利用いただきながら、お子さんのお口をむし歯や歯列不正から守りたいという親御さんのサポートをしたいと考えています。

歯並びもよく、むし歯もなない永久歯列期を迎えるためには、乳歯列期の過ごし方がとても大切です。また、乳歯の頃に指しゃぶりや爪を噛むなどの癖があったり、離乳食期を含め「食べる」・「飲み込む」などの行為も歯並びにも影響してきます。

お子さまのお口の状態や親御さまの心配ごとや困りごとにあわせた、治療や予防方法をご提案しています。何でもご相談ください。

ご安心ください。ドクター、歯科衛生士を含めスタッフの多くが子育て真っ最中です

お子さんを初めての歯医者に連れていく際、不安に思われている親御さまは多いのではないでしょうか?子育て経験豊富なドクターやスタッフが多数在籍していますので安心してお任せください。

初診時にいきなり治療を行うことはしておりませんので、まずは「歯医者さんにお口を診てもらおう♪」と安心してお越しください。そのほか、子育ての相談や成長発育に関する情報院内掲示SNSYouTubeなどでもお伝えしていますので、ぜひご活用ください。

歯医者嫌いなお子さまでもお任せください

歯医者嫌いなお子さまでもお任せください歯医者嫌いなお子さまは多いものです。親御さまのなかには、お子さまが泣いてしまうことを心配されている方もいらっしゃるかもしれませんが、気になさらずお越しいただいて大丈夫です。

当院では、お子さまが歯科医院の雰囲気に慣れるまでは無理にはせず、できるところまで行い、徐々に診療を進めていきます。3歳未満のお子さまなど、初めのうちは親御さまに抱っこしたまま、お口の状態を見ることも可能です。お子さんの状況にあわせて臨機応変に対応致しますのでお任せください。

治療後のご褒美は当院ではあえてご用意してません

当院では、治療後にお子さまへガチャガチャなどのご褒美をあげることはあえて行っていません。

その理由としては、治療を頑張ったことを「モノ」ではなく「言葉」で伝えたいからです。とくに、大好きな親御さまの「言葉」は、お子さまにとって何より嬉しく、毎日元気にすごせるパワーの源だと考えています。

実際、はじめは歯医者嫌いでなかなか治療をさせてもらえなかったのに、親御さまに「よくできたね!」「さすが!○○だね」などの言葉かけを意識していただくことで、治療が出来るようになるお子さまは沢山います。(因みに、当院では「帰りにジュースやお菓子買ってあげるから頑張りなさい!」などのご家族からの声かけは上記の理由からオススメしていませんのでご理解ください。)

お子さまが自らお口に興味をもつ工夫

当院では、お子さまが自分のお口の中の状態に自然と興味を持つように、歯磨きやむし歯についての問いかけを行い、楽しくわかりやすい言葉で説明するようにしています。時には、上の写真のように歯医者さんの器具に直接触れてみることで恐怖心を取り除いたりと、お子様の不安な気持ちにもしっかり対応をしていますのでご安心ください。

ご家族に知っていただきたいこと

当院では、お子さまの将来の健康な歯のために必要な知識や習慣のアドバイスを行っています。小さい頃からの正しい食生活や生活習慣は、その後のお口の成長発育大きく影響します。

たとえば・・・いつもと同じ食卓でも少し「食べる順番」を変えるだけで、むし歯になりにくくすることもできます。このように、毎日の小さな習慣やちょっとした知識や行動が積み重なり、将来のお口の健康状態に大きな影響を与えうることも知っていてほしいと考えています。

歯科医としての食育アドバイス

学齢期のお子様は食事の管理も保護者の方からお子様ご自身に移行し、自由度が高まる一方で、学校の給食や間食など保護者の目が届かないシチュエーションで、だらだらと食べていたり、しっかりと口唇を閉じて食べていなかったり、正しい食べ方ができていないお子様もいらっしゃいます。また、この時期は小学校低学年で前歯の生え変わりや上下の第一大臼歯が生えそろい、中学生で犬歯、小臼歯が大人の歯に生え変わり、高学年で第二大臼歯が萌出してきます。当院では、ご来院いただくお子様や保護者の方に向けて、歯の生え変わりに応じた食べ方への支援、お口や身体の成長、生活習慣に合わせ、咀嚼や健康との関わり方に理解いただけるようアドバイスさせていただいております。

0歳児から始めるマタニティー歯科

当院のマタニティー歯科では、お母さまのお口のケアだけでなく、生まれてくる赤ちゃんへの準備として、赤ちゃんのお口の育て方のアドバイスも行っております。

また、院長は発行当初より石巻市の「父子手帳」の監修に携わらせていただいております。いまや、イクメンが当たり前の時代となりました。当院でも、お父様がお子さまの健やかな成長を願わない親はいないと思います。お口の機能(しゃぶる、なめる、のみこむ、むせる、はきだす、声を出す、たべる、しゃべるなど)を健康に育てることは、育児の上で非常に大切な部分だと考えています。

また、お子さまのむし歯は親から感染することがほとんどです。そうならないよう、出産前に口腔ケアをお勧めします。お母さまはもちろん、ご家族全員がお口のケアをして、生まれてくる赤ちゃんを迎える準備をしませんか。

歯周病による早産や低体重児出産のリスク

妊娠中はホルモンのバランスが崩れるため、歯周病(妊娠性歯周炎)になりやすくなります。歯周病は、早産や低体重児出産のリスクが飛躍的に高くなると言われています。

当院は、市の妊産婦健診の対象医療機関です。普段、歯科にてメンテナンスをされていない場合は、お子さまのためにも安定期になったら歯や歯ぐきの健診をお勧めしています。

 

お子様の「この歯」に注目

埋伏歯(まいふくし)

生えてくるスペース不足や歯のともになる歯胚の位置の異常や過剰歯の影響で萌出が遅れたり、そのまま埋まったままの歯があります。
特にお子さまのお口では上顎の前歯、親知らず(第三大臼歯)、犬歯(上顎の前から3番目)によく起こりえます。当院では必要に応じて歯科用CTを使い、埋伏している歯の位置の正確な把握と生えてくる方向性の予測を行い、抜歯や矯正治療等の計画を立案します。

過剰歯(かじょうし)

近年では特に通常の歯の本数よりも多く歯が形成される過剰歯がお子さまのお口によくみられます。
生えてきている状態のものもあれば、歯肉に埋まったままの状態(埋伏過剰歯)のものもあり、特に埋伏した過剰歯は隣り合う永久歯の萌出時期を遅らせる要因や前歯が空隙歯列(すきっぱ)となったり、曲がって生えてくる要因となります。将来的に影響を及ぼすことが考えられる場合には、お子さまの心理面をケアしながら適切な時期に抜去処置をいたします。

 

小児歯科のQ&A

Q、歯医者デビューはいつから?

A、通常は歯が生え始めたらで大丈夫ですが、気になることがあれば、まだ歯が生えていなくても全然OKです。「お口育て」は子育ての大切な要素ですので、どんな小さな悩みでも構いませんので、早めに解決出来れば嬉しいです。

Q、むし歯がなくても、歯科医院に行っていいの?

A、もちろんです!坂井おとなこども歯科では、むし歯になってから歯医者に行くのではなく、むし歯にしないために歯医者を利用して欲しいと強く願っています。健康なお口に育てたいですよね。

Q、むし歯は親からうつるの?

A、むし歯の原因菌の感染は、一番接触回数が多い母親から生じると言われています。
その時期は、2歳半頃で「感染の窓」と表現されています。ですから、お子さんに接する大人の方もご自身の口腔ケアはしておきたいてすね。

しかし、あまり過敏になる必要はありません。一度や二度の接触で感染するのではなく、頻度が高いと感染すると考えて下さい。例えば、おじいちゃんおばあちゃんが使ったお箸やスプーンで一度あげてしまったら、それまで守ってきた努力が台無し!なんて事はありません。

むしろ、気をつけるべきお菓子やジュースなどに入っている「砂糖」の摂取のほうです。感染したむし歯菌が、そのまま増殖定着するには、「砂糖」の存在不可欠だからです。

つまり・・・むし歯菌がお子さんのお口に感染したとしても、普段からお砂糖が入った食べ物を口にしていなければ、お口の中で増えたり定着できないのです!すごい事ですよね!ご存じでしたか?

ではここで、ひとつ質問です。

【質問】3歳未満のお子さまに食べ物をあげるのは誰でしょう?

【答え】はもちろん本人ではなく、周りの大人たちですよね。この時期はまだお子さんが自分で冷蔵庫を開けて食べたりしない年齢だからこそ、むし歯から守ってあげることが出来るのです♪

お家にお菓子やジュースを常備し、普段からお砂糖の入ったものをいつでも食べることができる環境は、大切なお子さんやお孫さんのお口の中にむし歯菌を増やし定着させるのだということを、是非ご家族全員に知っていて頂きたいです。実際、お母さまだけがご存じで、なかなか家族の協力が得られずに苦労されているケースをよく見かけます。

上記のことを正しくご理解いただき安心して、たくさんスキンシップしてください♪

Q、仕上げ歯磨きを嫌がる、上手に磨くポイントは?

A、まずは、いきなりお口を触るのではなく、お腹やほっぺに触れてスキンシップをはかりながら、徐々に口に近づいていきましょう。親が真剣になりすぎて怖い顔(笑)にならないように笑顔で楽しそうに接するのも大事なポイントです。

歯を磨くのに、お子さんがお口を開けていられる一回の時間は年齢プラス2秒を目安にしてください。2歳のお子さんなら4秒です。4秒たったら、一度歯ブラシを口から離して口を閉じて深呼吸させましょう。その後また4秒磨く…という事を繰り返して頂くと、きっと上手く歯磨きできますよ。

一般的に歯磨きしやすい下の前歯は唾液にいつも守られているため虫歯にはなりにくい場所です。
唾液に守られにくく虫歯になりやすいのは上の前歯なので、そこから優先して磨きましょう!

自分で歯ブラシを持つ年齢になったら、仕上げ磨き前に一緒に歯を磨く、親が楽しそうに歯を磨いている姿をみせてから仕上げ磨きに移るとスムーズに出来ますよ。

Q、フッ素のタイミングは?

A、歯が少し顔を出してきたら使用して大丈夫です。
うがいが出来ない時期はフッ素ジェルを少量綿棒などで塗布する程度で構いません。離乳食が始まったら毎日低濃度のフッ素ジェルの利用をオススメします。グチュグチュうがいが出来るようになってきたら毎日一日一回のフッ素洗口を行う習慣をお勧めします(出来れば、理想は30秒以上)グチュグチュうがいは、くちびるや舌の協調運動の上達につながり、食べ方、発音のとてもよい練習になるので一石二鳥以上の効果があります。ぜひやってみてください♪それに加えて、3ヶ月に一回程度、歯科医院で必要に応じて高濃度フッ素塗布を行うと良いでしょう。

Q、歯並びが気になる、相談のタイミングは?

A、お子さんの歯ならびが気になり出した時は相談のタイミングです。
大抵は、前歯が永久歯になる頃に親御さんが気になり相談を受けることが多いです。でも、実はもっと低年齢の時(乳歯が生え始めたころ)にご相談いただくと、成長発育期だからこそ出来るアドバイスもあります。

例えば「嚥下」です。普段の飲み込み方は歯並びに大きく影響しています。舌には正しい定位置があるのをご存知ですか。正しい舌の位置で飲み込むことが出来ていれば、成長とともに顎も大きくなり比較的歯ならびは悪くなりにくいのです。

当院では、歯ならび相談を受けた際には、まず普段の食べ方、飲み込み方を確認、必要に応じて指導を行っています。正しい舌の位置で飲み込みを覚えるには、哺乳から離乳食のころが最も大切と言われています。離乳食の与え方についてもポイントを絞ってアドバイスしていますのでぜひ一度ご相談ください。

症例写真

初期むし歯のホームケアとして、毎日寝る前の歯磨き後にMIペーストを塗布を3年間行った方の症例写真になります。
詳しくは症例はこちらよりご覧ください。

Before

After

 

初めての方へ 料金表・医療費控除 症例実績ご紹介 0225-22-4618
一番上に戻る一番上に戻る