赤ちゃんストロー飲みとコップ飲みはどちらが先?
市販されているストローマグなどには対象年齢5~8か月からと表記されていますので
5か月になったから使わないと! ストローの練習を始めないと!
と思ってしまいますよね。
赤ちゃんの離乳食がはじまると
お口を大きくあけて、舌を前後に動かしながら母乳やミルクを飲む口の動きから
舌を上あごに押しあてるようにし、大人と同じように
食べ物を飲み込むということを覚えていきます。
離乳食の時期に 舌、唇、お口の機能をたくさん使い
食べる機能を覚えることが大切です。
ストローを使っている時のお口の中は
ごっくんと飲み込んだ時に ストロー が舌の上にあることで
舌が上あごに付かないため、正しい飲み込みができなくなります。
これは、赤ちゃんが母乳やミルクを飲み方と同じため
舌の力や動きが弱く 食べ物をしっかり飲み込む機能が育ちません。
舌の力は、食べ物を飲み込む力だけでなく、
歯をきれいに並べるためにも大切な役割をしています。
コップ飲み は、
唇、舌、お口の機能をたくさん使わないとできません。
※上手にコップ飲みをするためには練習が必要です。
①スプーンを下唇にあて、すすることから始めます。
パパやママがすするところを見せてあげるのが一番早く覚えますよ!
②上手にすすえるようになったらコップ飲みです。
コップを下唇にあて、上唇を閉じ、
一口量を調整しながら飲むことができるようになります。
最初は、上手にコップを口元に運べなかったり、
多く、口に入れすぎ失敗を繰り返しながら上手になります。
赤ちゃんにとって 持ちやすそうな取っ手付きもありますが
姿勢が崩れやすくなり身体が安定しません。
飲めているから大丈夫! と思いがちですが
写真のように身体の中心がずれてしまいます。
持ったり、掴むのではなく、両手で添えられるコップだと
両脇がしっかりとしまり、正しい姿勢で飲むことができます。
ストロー飲みの前にコップ飲みを覚えることで、
お口の機能が育ち、唇でストローを吸う力のコントロールができ
上手に吸うことができます。
お出かけの時、ストロー付きは、こぼす心配も少なく、とても便利ですよね!
お家では、コップ飲み、お出かけの時は、ストロー飲み
上手に使い分けるとよいですね。