『 歯の王さま 』 みなさんは知っていますか?
乳歯の一番奥に生えてくる大人の歯で、第一大臼歯のことを言います。
小学校一年生頃(6才前後)に生えてくるので6才臼歯とも呼ばれ
歯の中で一番大きく、噛む力が強く、
歯並びやかみ合わせ、永久歯列を完成させる上でとても重要な役割をするため
『 歯の王さま 』 と呼ばれています👑
就学時健診で第一大臼歯が生えてることを知った親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
『 歯の王さま 』 と言われていますが、実は、一番むし歯になりやすいのです😢
○奥なので気づきにくい
下の前歯のように乳歯が抜けて生え変わることはなく
乳歯の一番奥に生えてくるので生えていることに気づきにくいです。
○歯磨きが難しい
乳歯の奥に生えてくれるので、見えにくい
しっかり生えるまで1年くらいゆっくり生えてくるので、
他の歯より背が低かったり、歯肉がかぶってハブラシが届きにくい
○溝に汚れがたまりやすい
かみ合う面が複雑な溝になっているため、汚れがたまりやすい
このようなことから『 歯の王さま 』でもむし歯になりやすいのです。
小学生くらいになると、自分で歯磨きする習慣も付き、
仕上げ磨きは、もうひとりで大丈夫かなと思ったりしていませんか❓
乳歯から永久歯に生え変わるお子さんのお口の中は、生え変わりで乳歯が揺れていたり、
永久歯の背の低い歯があったり、お口の中は、とても歯磨きが難しい状態です。
小学校の3、4年生くらいまでは仕上げ磨きを続けてほしいです。
毎日、しっかり仕上げ磨きができなくても、
磨きにくいところだけ、永久歯のところだけ、ポイント磨きでも構いません。
仕上げ磨きの時間は、上手に磨けているところを褒めてあげたり、
永久歯が生えてきたところを教えてあげたり、
親子の触れ合いの楽しい歯磨き習慣にしてくださいね。
現在当院では、公益社団法人日本学校歯科医会から発行されている
『歯の王さまってなーに?』の冊子を
歯の王さまが生えてきたお友達に配布しています。
歯の王さまを守るために必要なことが分かりやすく書いてあります。
是非、ご家庭でお子さんとご一緒にご覧ください。